戸建て住宅の塗装とは「美観的要素」と「建物の保護と耐久性の向上」の2つの意味があります。
両方とも大切なことですが「美観的要素」は塗装すれば向上します。
弊社は後者の「建物の保護と耐久性の向上」に重きをおき工事プラン、材料選定、施工方法を考えております。
例えば、日本は地震大国でもあり微弱振動は頻繁に起こっていると言われています。つまり建物が揺れているのです。
外壁のモルタルなどはひび割れが起こりやすい状況にあるのです。
また近年の夏の日差しはかなり強くなっています。
外壁サイディングや屋根のスレート材などは、寒暖差による収縮や熱膨張で反りなどが生じ、こちらもひび割れが発生してしまいます。
建物外部には沢山の箇所にコーキング材というもので防水処理をしています。しかしその「コーキング材」も一般的に10年ほどで寿命も迎えてしまいます。
要するに耐候年数15年20年をうたっている高価な塗料で施工しても、塗装表面自体は長く維持できてもその高価な塗料では補えない部分がたくさんあるのです。
外壁、屋根に限らず、建物には鉄部や木部、雨樋などの付帯物があり様々な建材が使われています。
全てに寿命がありまたその対応年数、塗替え周期の違いも様々なのです。
よくお客様から聞く話ですが「〇〇社は高いけどこんなに高価な塗料を使ってくれるのよ、、伊東さんのところはその塗料で大丈夫?」と高価な塗料での施工を提案されたりしていますが、はたしてそれは本当にその家に合っているものなのでしょうか?
高価な塗料の多くは「汚れづらい」コーティング力に特化したものです。現場の状況ではコーティング力より透湿性や弾力性が求められる場合も多々あります。
高価な耐候性の良い塗料を使用するのももちろん良いのですが、重要なことはそこではなく、現状をよく見極め適材適所合った材料選定で工事プランをたて、いかに的確に施工をすることだと考えています。
自ずと耐久性は向上し「建材の保護」へと繋がり長期にわたり建物を維持することが出来ると考えています。
そのような観点から弊社では10年をメンテナンスの1サイクルと考え、ご予算に合った材料選定、工事プランを提案させていただいております。
違う言い方をすれば、お客様が10年は安心して住まわれることを大前提に考えて工事を行っております。